『GO TO にっぽん! ~コロナ禍が明けたら一番に見たい風景~』第21弾 「いざ鎌倉」(植木よう子)

大河ドラマのせいか、NHKでは鎌倉特集がよくある。
先日は「ダーウィンが来た!」でも。
一般的に鎌倉のイメージって「海」という人が多いように思うけど、
歴史で習ったように「三方を山に囲まれている」わけで。
「山」というにはかわいらしい規模だが、鎌倉アルプス(なんて大げさな!笑)なんて愛称もあったりして・・・。


そんな「山」での活動が多いので、先日の「ダーウィンが来た!」はとても身近な話題。
あれは鎌倉の自然のごくごく一部ではあるけれど、少なくとも小町通りの食べ歩きよりも鎌倉の素の姿ではあると思う。
コロナが明けているわけでもないのに、すでに昨年の年明けくらいから人は戻っているし、今ではすっかり元通りの混み具合。
是非とも鎌倉へ訪れる意味を考えてほしいな、と思う今日この頃。


山へ入らなくても、丹精込めてお世話をしている寺社の庭にも季節を感じる花々や虫、
鳥の鳴き声が響いてる。
目と耳と鼻で楽しめるのに気づかないのはもったいない。

「鎌倉にフクロウがいるの?!」と驚いたそこのあなた。いるんです。
生態系の頂点のフクロウがいるということは、それなりに豊かな生き物がいるということ。
まぁ、外来種天国の鎌倉なので、若干いびつなのが玉に瑕なのは今後の課題。
トトロは子供のときにだけあなたに訪れる不思議な出会い、かもしれないけれど、
鎌倉だけではなく、緑のある所にいる生き物は、いつでも誰にでも、見つける気があれば
出会える素敵な出会いだから。
是非、出会いに行って欲しい。
ただし、そーーーっと驚かせないように、見守ってくださいね。

【エコセン事務局スタッフ / 鎌倉緑のレンジャー指導員 植木よう子】

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