『これが日本の自然体験~エコセン世話人が独断で選ぶ日本の自然エリアと体験~』第5弾(浅子智昭)

『富士山 宝永火口 』

富士山の麓にあるホールアース自然学校で
ネイチャーガイドと狩猟&ジビエ処理施設をしている浅子智昭です。

今回のぼくのおすすめするスポットは「富士山 宝永火口」です。

場所は富士山南麓の富士宮登山口五合目(2,400m)から登って45分程度の所にあります。
ここは1707年に富士山が噴火して出来た噴火口であり直径は1㎞以上あり
山頂の火口(約700m)より大きくダイナミックな景色です。
また標高も高く森林限界付近にあるので樹木は生えていません。
足元は噴火によって堆積した岩石(玄武岩)でローカットの靴で行くと
すぐに小さな石が入り込みます。

見どころは最高のロケーションです。
天気が良ければ山頂も望め、眼下には大きな火口と雲海も広がり、
その奥には駿河湾〜伊豆半島も望めます。
9月10日頃まではマイカー規制で自家用車で5合目まで通行できませんが、
それを以降ならば自家用車で富士宮口5合目まで行けるのでアプローチもしやすいです。

時期も秋になると天候も安定してくるので10月~11月上旬の冬季閉鎖までがおすすめです。
標高も高いので暖かい格好をして是非トレッキングに行って、
でっかい富士山を体感してみてください。

【日本エコツーリズムセンター理事/ホールアース自然学校理事 浅子智昭】


コラム「Go to にっぽん」の一覧はこちら
コラム「スペシャルな『旅の話』」の一覧はこちら
コラム「サステイナビリティを主張!」の一覧はこちら