『これが日本の自然体験~エコセン世話人が独断で選ぶ日本の自然エリアと体験~』第26弾(森 高一)

『くりこまのイグルー』
今年は、例年になく豪雪の年になりました。被害にあわれたまたご苦労なされた皆さまにお見舞い申し上げます。
一方で雨の降らない地域では山火事が多発しており、改めて自然のバランスの崩れやすさと、人への影響の大きさを感じます。

そんな大雪もポジティブに楽しむことができる、くりこまのイグルーのご紹介です。
エコセンメンバーのくりこま高原自然学校は、宮城県の北部、秋田と岩手県の県境にある栗駒山の南麓、標高600mにあります。
当然ですが冬はすっぽり雪の中に。創業者の佐々木豊志さんがこの雪で始めたのがイグルーづくりでした。
イグルーは、もともとイヌイットが雪をブロック状に積み上げて作るドーム状の住居です。大きな雪の塊をつくり雪洞を掘ってつくる「かまくら」とはまず作り方がちがう。雪をブロック状に切り出せるほどの雪の量と低温でないとできません。
積もった雪をある程度圧縮して固め、専用ののこぎりでカットしていきます。それを積み上げて空間を作るのですが、積み方次第で内部はめちゃくちゃおしゃれになる。雪ブロックのカットと積み上げの技術がものをいいます。
くりこまでは、夜な夜な中でキャンドルを灯し、素敵なバータイムがはじまります。入られた方はわかると思いますが、中はたいへん暖かい。

大雪ならではの楽しみ方があります。佐々木さんは今年も東北各地でイグルーづくりを行脚されているそうです。
【エコセン共同代表理事 / 森企画代表 森 高一】


