『これが日本の自然体験~エコセン世話人が独断で選ぶ日本の自然エリアと体験~』第7弾(植木 よう子)
『屋久島3000年』
もうかなり前になるけれど(2001年)、屋久島へ行ってみた。
勿論、ベタに縄文杉にも行ったし、白谷雲水峡にも。
ウミガメ保護の現場にも行って、シュノーケルや、沢登りもして。
樹齢数千年と言われる巨木と小さな苔の世界が広がる白谷は特にお気に入り。
本当にコダマ(もののけ姫の)がいそうで思わず探してみたけど、
いるはずもなく・・・(あたりまえ!笑)
でも、人の去った夜の世界にはきっと人の知らない何かがいる!
と思わせる雰囲気が満載の世界。
今思い出してもワクワク、ソワソワします。
足元の小さくてでっかい命を踏んで歩くのを忍びなく思いながら歩いているのに、
今でいうところの「映えスポット」を探してコケを踏み荒らす観光客の姿に
ちょっとピリピリしてみたり。
でも、深い深い森の空気はそんな気分を「まぁまぁ落ち着いて」と
言ってくれているようでした。
そんな屋久杉の中の「弥生杉」が今年9月に折れてしまったとか・・・(webニュース)
残念。
有名人(杉)が舞台を去っても、森はきっとまだあの頃の雰囲気を保ちつつ、
新しい命も育っていると信じています。
アテにしていたお弁当屋さんに「忌中」がかかっていたり、人里離れた道をぷらぷら歩いていたら地元のおっちゃんが「どこまで行くの?乗っていきな!」と声をかけてくれたり、
そんなこんなも含めての屋久島の自然なんだろうな、と思った7日間の旅でした。
勿論当時はデジカメもスマホも持っていません。
フィルム写真をスマホで撮ったレトロな写真をお楽しみください!(笑)
次に訪れる機会があったら、もっと素敵な写真を撮ってきたいと思います。
【エコセン事務局スタッフ / 鎌倉市緑のレンジャー指導員 植木 よう子】
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