『これが日本の自然体験~エコセン世話人が独断で選ぶ日本の自然エリアと体験~』第6弾(山本かおり)

『やんばるのマングローブ林トレッキングとカヌー体験!』

コロナ禍に、沖縄の東村(ひがしそん)のマングローブ林で、
トレッキング&カヌーを体験しました。

これは、エコセンの世話人島袋裕也さんが代表を務める、
やんばる自然塾 の体験プログラムです。

カヌーは、潮の干潮に影響を受けるため、訪問する日によって体験する時間が異なります。
その日は、午前中は干潮だったので、先にトレッキングをすることにしました。

トレッキング

トレイルの上から、シオマネキの動きを観察したり、
タコさんウインナーのようなものが落ちていて名前を聞いたり、巨大なクモと遭遇したり、2時間たっぷりガイドと一緒にトレイルを歩きました。

オヒルギの花

ガイドが、マングローブ林の根元にある泥の山を指差し、何の生き物がいるか問いかけ、
用意した写真を見せてくれました。→シャコ!

また、マングローブは汽水域に生息する何種類もの木々の総称であることや、
根っこや種子の様子も様々あること、葉っぱに塩を集めてわざと落葉させることもあることなど、
詳しく説明してくれました。

近くの食事処(観光客相手に上手に商売をしているお店)でお昼をとり、
午後はカヌーを体験しました。

ジャケットを着て、パドルを持ったら、進み方と曲がり方、ストップの仕方を練習します。
カヌーは、ひとりまたはふたりで乗って、ガイドは先頭を行くので、
しっかり学んでおかないと大変です。
木の枝にぶつかりそうになった時の避け方も学びます。(のけぞる)

やんばる自然塾の前の河原に降りて、いざ、出発。

橋をくぐってマングローブエリアに入ると、ガイドが「カニがいます!」と教えてくれました。
マングローブの幼樹が密集しているところは、マングローブの保育園みたい。
コロナ禍で、他のお客さんも少なく私たちはスイスイと川を遡りました。
そして、ある地点で折り返すと、ガイドがマングローブ林の中に消えていきます。
後を追いかけるとそこは。

緑のトンネルになっていました。
木の幹に線がついていて、満潮時はそこまで水が上がってくるのがわかります。

何年かたつと、このトンネルも木々が成長して入れなくなってしまう、とのこと。
やんばるのマングローブ林を体験しに、あなたも東村に行ってみませんか?

【エコセン事務局スタッフ / ゆいツール開発工房代表 山本かおり】


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