「サスティナビリティを主張!」シリーズ 第20弾(大堀健司)

2013年に新石垣空港が開港しLCCが就航、そのころから海外からのクルーズ船の寄港も増加し始めました。
八重山地域(石垣市・竹富町・与那国町)への観光入域者数は
2003年から10年続けて70万人前後であったのが、
2013年には98万人、翌2014年は113万人となりその後も毎年増え続けています。

 

LCCでやってくる観光客は安価で手軽なアクティビティを選ぶ傾向があり、
そんな客層を受け止めたのは近年開業の新しいショップでした。
そして大人数を特定の場所に一日に何度も連れて行くツアー開催の結果、
残念ながら石垣島にも荒れ果ててしまったフィールドがあちこちに目立つようになってきました。

 

私が会長を務める「石垣島アウトフィッターユニオン」は島内で自然体験ツアーを営む19事業者からなる組合です。
2005年設立の「石垣島沿岸レジャー安全協議会」から2017年に名称変更を行いました。
会員は家族経営的な小さなショップが主で、参加者も比較的少人数を対象にしてあり、
環境保全活動も積極的に行ってきました。

 

エコツアーとは言い換えればライフスタイルツアーだと私は考えます。
参加者は自然を楽しみつつも、そこで暮らす私たちエコツアーガイドの暮らし方に触発され、
元気を受け取り日常に帰っていくことが多いのです。

 

先のようなフィールドを荒らしてしまう事業者は、経営者の顔が見えず、
雇われたガイドは頻繁に変わっているように見えます。

 

「石垣島アウトフィッターユニオン」が目指すのはガイドの個性が光るプログラム。
「また、あのガイドさんに会いたい」と思わせるエコツアー。
同じフィールドでも事業者ごとに多様なアクティビティを提供でき、
お互いに高め合い困ったときは助け合うライバルであることが
サスティナブルな観光につながるはずだと思っています。

 

【エコセン世話人/エコツアーふくみみ代表 大堀健司】

 

(2019年1月9日配信 メルマガ掲載)