「サスティナビリティを主張!」シリーズ 第28弾(山口 明宏)
2008年よりMATAGIプロジェクトとして、獣害対策後の排出皮である獣皮をなめして返す活動を実施して来ました。
エコセンメルマガ等でも取り上げていただき、既に全国300カ所以上の産地において有効資源化を達成しています。
当事業自体は獣皮が排出される限り継続して行きますが、世界的に皮革産業を取り巻く環境が劇的な変化をする現在、駆除から生産そしてその消費までの過程において“獣皮を有効に使うだけで良い事業!”とは言い切れなくなって来ています。
西欧の大手ブランドが毛皮や爬虫類の革を使用しなくなったことはニュースでも取り上げられていますが、
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを契機に諸外国から注目される日本でも、資源利用や製品に様々な要求が課せられることを避けることは出来ません。
そこでMATAGIプロジェクト実行委員会では、「やさしい革の約束」の“4つのゼロ”を到達目標に、獣皮活用と獣革の活用推進を継続できるように情報発信と実践活動を開始しました。
“4つのゼロ” https://www.y-leather.jp/ とは、「仕事のストレス」「環境負荷」「動物のストレス」「不公平な取引き」それぞれゼロを目指して生産者から発信する到達目標です。
野山で伸び伸びと育った動物の命を苦痛を与えずに頂くことが出来ないだろうか?
自然界から頂いた皮を革にしてそして消費するまでの過程で、環境に負荷を掛けてはいないだろうか!
今の時代を生きる我々が出来ることに目を背けず、少しずつでも挑戦しなければならないと考えます。
【エコセン世話人 / 山口産業(株)・(一社)やさしい革 代表 山口明宏】
(2019年5月8日配信 メルマガ掲載)


