「サスティナビリティを主張!」シリーズ 第34弾(藤村 哲)

信州松本で体験創庫かけはしを主宰しています日本エコツーリズムセンター世話人藤村哲です。

東京からついに「信州人」として松本で根をはりつつある日常が、「サステナブル」であるよう日々様々な事に取り組むよう心掛けています。

私はもともと自然学校やエコツーリズムなどを手掛ける組織の実務経験は皆無で、「自然体験活動推進協議会」というこのコラムを読んでいただいている方々はおそらくご存じであろうNPO法人で事務局員を3年ほど務めておりました。
そんな私が、自然学校のような活動(子どもキャンプ運営や各種野外イベントの開催)も実施できており、環境教育プログラムを活用して長野県内いくつかの小中学校で外部講師を務めさせていただき、エコセンの世話人として今年度はエコセンミーティングを信州で実施するための実行委員にもなれています。

私の日々の生活で「サステナビリティ」を一番発信していると思うのはプロジェクトWETやWILD、ラーニングツリーのアクティビティを活用して、子ども達と活動している時です。
もとはアメリカで開発されたプログラムを、日本の各団体が翻訳し、日本で指導者養成を行い、普及啓発を図っているものですが、私が出会ったのはちょうど10年前でした。
その時もすでにある程度、環境教育の分野では名が通っていたと感じていますが、それはまさに「サステナブル」であるように各プロジェクトの歴史を積み重ねてきた先輩方や指導者の方々がいたからなのだと思います。

私は学生の時分「あしなが学生募金」という活動の事務局員をしていました。
もとは交通事故で親を亡くした子ども達への支援活動から始まった「あしなが運動」ですが、現あしなが育英会の玉井義臣会長が活動を提起し、全国に呼びかけて55年になりました。
私はボランティアスタッフという立場で学生募金事務局の中心に関わっていましたが、周りの活動仲間の多くは「遺児」と呼ばれる自分達自身が身内を何かしらで失って、奨学金を借りて進学した学生でした。
自分達が進学できたから、これからも生まれてくるであろう「遺児」の後輩たちの為に、あしなが運動を「継続させる」意識と行動が連綿と続いてきた結果が今に繋がっています。
「サステナブル」な想いの連鎖ではないかと思っています。

また、縁があり、同じく学生時分に「日本ブラジル交流協会」という団体でブラジルに研修留学をすることができました。
その時に巡り合った縁で現在私はブラジル人との交流事業を実施できています。
さらに研修で日々携わっていた「農業」が現在私の生業の一部になり、「サステナブル」にしたい日常を支えてくれています。
交流協会は現在「想い」と「日伯の交流支援」を継続してこうとOB・OGが中心となり、毎年少ないながらも研修生派遣を続けています。
さらにOB・OG会「日本ブラジルかけ橋の会」では、日本とブラジルのかけ橋となる活動を、様々な分野で活躍するOB・OGが実施しています。
これも「サステナブル」に続く組織の一つではないかと思っています。

様々な巡り合わせ、経験、出会い、挑戦、縁、想い、姿勢、役割、立場・・・(さらに良い表現があるかもしれませんが)が絡み合うことで、私たちの生きているこの世界は「サステナブル」になるのかな?と最近思っています。

私自身は前述した自分の体験を与えてくれた先輩方や関係者の方々へ感謝する「意識」と、それを自分のできる事、やれる事、やりたい事の中で、これからを生きる人たちへ繋ぐ「かけはし」である「姿勢」で日々を生きていけるようにしたいと思っています。

ちょっと精神論が中心で、他の皆様のコラムと一線を画す形になってしまいましたが、「サステナブル」=「持続可能な」という言葉の捉え方と、その言葉を自分がどう人生で受け入れているか、という観点で稚拙な文章を書かせていただきました。
今年度実施する信州での「エコセンミーティング」で多くの方とお会いできることを楽しみにしています。

【エコセン世話人/体験創庫かけはし代表 藤村哲】
(2019年7月31日配信 メルマガ掲載)