「サスティナビリティを主張!」シリーズ 第17弾(高砂樹史)
長野県の高砂です。
私とサスティナブル・ツーリズムとの出会いは、
三年前の高山さんとの出会いでした。
恥ずかしながら、その言葉との出会いすら恐らく初めてで、
その取り組みがここまで世界的に進んでいるとは・・・
青天の霹靂(へきれき)!!でした。
なぜ、それほどの衝撃があったかというと・・・
ちょうどそのころ11年間小値賀島(五島列島)でやってきた取り組みを終え、
茅野市に移住し活動拠点を移すころという事もあり、
島の取り組みを自分なりに総括している最中での出会いでした。
「わが意を得たり!」というのが、その衝撃が第一印象。
島の取り組みのまとめを、観光まちづくりの普遍的な法則を総じて言うと
「観光まちづくり=観光を使った持続可能な地域づくり」であり、
地域の持続性を言うならば、事業も組織も持続可能でなければならない!
と感じていました。
そのためにも、地域も、事業も、組織も持続可能であるためには、
経営視点として「地域らしさを大切にすること=環境」と
「若者や産業担い手が食っていける、子育てできるほどの雇用や経済効果が必要=経済」
の両立が必要不可欠という結論でした。
そこに、この「サスティナブル・ツーリズムの国際基準」における4つのカテゴリー
「持続可能な地域運営」
「社会経済への貢献」
「文化の掘り起こし」
「自然環境の保全・共生」
というのは・・・「そのとおり!!」という感じで、
しかもこのカテゴリーが国際基準となって、それに適合した宿泊施設、
ガイド、地域が生まれていることに深い感動を覚えました。
「エコツーリズムで地域を元気にする」
というエコセンの唯一無二のスローガン、経営理念・・・
そのためには、地域を元気にするためには、
まずはその対象地域を診断し持続可能な発展の方向性を明確にするための法則=基準が必要です。
この活動にとってサスティナブル・ツーリズムの考え方や国際基準は、
これからの「観光地域づくり」にとって人材育成や地域活動そのものにも、
学ぶこと実践することを通じて大きな力を発揮できるのではないでしょうか!
【エコセン理事 / (一社)ちの観光まちづくり推進機構 専務理事 高砂 樹史】
(2018年11月28日配信 メルマガ掲載)