『彩とりどり日本紀行 小雪: 11月22日(旧暦10月10日)』第8弾(浅子智昭)

「彩とりどり日本紀行」第8弾!
小雪: 11月22日(旧暦10月10日)

「富士山から季節のお便り」

暦の上では「小雪」を迎え富士山の上の方には真っ白な雪が降り積もっております。
冬の空気が入ってきたので我が家でも薪ストーブに火を入れ始めました。

秋になり東日本を中心に熊が里に下りてくるニュースをよく目にします。

ホールアース自然学校のある富士宮市でも連日、熊の目撃情報が同法無線で流れております。
森に行って見ると、この夏の猛暑が原因なのかブナの実が全く生っておりません。
これでは里に下りてきますね。
彼らとの距離感をしっかりとらないとですね。

私は11月に入り猟期がはじまり仲間との巻き狩りを行っております。
毎週日曜日に富士山麓に仲間と犬と一緒に猟銃を担いで猟場に入り主に鹿と猪の猟を行っています。

獲物の見切り(猟場に居るかの判断)をして、仲間と猟の作戦を考え各自持ち場に入ります。
猟犬と協力をして猟を行い、獲物が取れたら場所によっては1時間近くかけて搬出をして、
作業小屋まで運びます。
最後は仲間と捌いて山分けをするまでが一連の仕事。

私の所属しているグループは古くから富士山南西麓で猟をしているグループに所属させてもらっています。
富士山でガイドをしているからこそ、山を知り文化を継承するのも私の役目と実感しています。

そんな狩猟(今回はわな猟ですが)を知るプログラムを1月に実施します。
興味のある方はいかがでしょうか。

Whole Earth Essence

富士山麓の自然の中で、年間を通して自然との暮らしや遊びを楽しみながら、生きるために大切なことを見つめなおす、大人のための宿泊型プログラム

2024年1月20日(土)~1月21日(日)

【エコセン理事 / NPO法人ホールアース自然学校 理事 浅子智昭】

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