『彩とりどり日本紀行 処暑:8月23日(旧暦7月8日)』第2弾(中澤朋代)
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普段の町での仕事の生活を、夏は一時的に拠点を移し、源流の田舎で過ごす。
早朝は農作業、昼間はデスクワーク、夕刻は農作業というルーティーン。
強い陽が注ぐ昼間に水着を下に着て草刈りをし、大汗をかいた後に清流に飛び込むと、
体中が一気にキンと冷えて、肌がキリリと引き締まります。
アマゴと鮎、イワナが泳ぎ、ウグイが川底に集まり、アジメドジョウやカジカが岩に張り付くいつもの川…
水の流れに身をゆだねながら覗く水中は、とても贅沢な水族館です。
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ウグイ
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アジメドジョウ
子どもたちは川遊びが大大大好き。
一度楽しみを覚えると「また行きたい!」と瞳が輝きます。
少子化となって川に常時大人がいないので、それを理由に毎日川に行く。
大人にとってはサウナよろしく体を整える時間でもあり、川の冷気がそのまま体内に残り、
しばらくさらりと過ごすことができます。
夕方のデスクワークは少し眠くはなりますが…。
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子どもと川
草むらから聞こえる虫の声に、秋の虫の音が混ざります。そろそろ処暑です。
実のなる作物のピークが過ぎ、夏が終わっていく予感がして少し寂しい気分もしています。
このメリハリで仕事もはかどります。夏って、いいなぁ!
【エコセン共同理事 / 松本大学観光ホスピタリティ学科准教授 中澤 朋代】
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