『彩とりどり日本紀行 白露:9月8日(旧暦7月24日)』第3弾(小林政文)

全国的な猛暑であった今年も全国を下回る最高気温の数値で沖縄は避暑地だと話題になった。
しかし、熱帯夜の多さと湿度の高さはダントツであろう。
緯度が低いことが理由である紫外線の強さも強烈だ。
私の暮らす名護市も沖縄らしい夏だった。
 

 
そんな常夏の島、沖縄もさすがに朝晩には涼しさを感じるようになった。
 
先月の8月28日~30日は旧暦(7月13日~15日)のお盆で夏の一大イベントも終わったところだ。
コロナ禍で大掛かりに実施できていなかったエイサーの太鼓の音も今年は誇り高く街に鳴り響いた。
ご先祖さまも大喜びだっただろう。
 
最近は湿度が落ち着いてきたからか、すっきりと遠くまで見渡せる景色や爽やかな暑さ、
涼しい風がとても心地いい。
周りでは秋のセミであるクロイワツクツクが最近鳴き始めた。
 
何だか移り変わる景色に寂しさも感じる。
やり残したことがまだまだあるような。
 

 
でも沖縄の暑さはまだまだ続き、最近鳴き始めたこのセミは12月上旬まで鳴き続ける。
 
夏を過ごし直したいのならば沖縄に来るといい。
強烈な日射しとまだまだ続く暑さを感じられるだろう。
まだ夏だとも言い張れるし、秋を感じることもできるあやふやな季節に沖縄は突入する。
 
2023年、夏、皆さんはどんな夏を過ごしましたか。
そして、今年の秋はどんなふうに過ごしますか。
 
【エコセン理事 /ホールアース自然学校沖縄校がじゅまる自然学校代表 小林政文】
 
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