『彩とりどり日本紀行 霜降:10月24日(旧暦9月10日)』第6弾(北川健司)

「彩とりどり日本紀行」第6弾!

霜降:10月24日(旧暦9月10日)

「霜降」もうすぐ霜が降りるという季語が今回のテーマ。
今年は暑い日が続き秋は突然やってきた。
季節の風物詩が狂ってツアーの実施には苦心しますね。

霜降る前の収穫の秋、岐阜の秋といえば「富有柿」
柿を友人に送ると一様に感謝される。
「美味しかった」「こちらではとっても高いんですよ」「こんなに大きな柿は初めて」
称賛の声に「岐阜の富有柿は魅力的なんだ!」と満悦しこれをツアーに使えないかと考えた。

 

収穫体験や干し柿(吊るし柿)、春の肥料やりから枝の剪定、
摘果など一年を通じて柿つくりと向き合う体験など考えたがツアー成功したのは吊るし柿つくりくらい。
しかし、干し柿の名産地である山県市伊自良では仲間たちが地域おこしでやっているのであきらめた。
柿の天然酵母つくりは石窯ピザ生地にできるのではとチャレンジするも
家に帰る事が少ない私に酵母つくりは無理だった。
柿の魅力はとにかく甘いのが魅力、しかし香りや酸味がすくなく私は毎日平気だが
一般的にはイチゴやリンゴ、みかんのようには食べられるか?
ファンは私が考えるより少ない?この辺りはみなさんにぜひお尋ねしたい。

贈答品で流通する一級品は1割程度。
捨てられる塾柿でシロップをかき氷用に売れないか?
地元JAの友人に相談したら恐ろしい事実に直面した。
岐阜の柿業界にはボスがいて柿の取り扱いはご挨拶が必要とか?
断念している人も多いとか。
「よし、そのボスにあって来よう」私のチャレンジは今ここです。

【エコセン理事 /(OD-FARM合同会社 北川健司】

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