[11.27]インドネシア人が見た日本、訪れたい日本

日本を訪れるインドネシア人は、2014年の15万8千人から2015年は20万5千へ、2016年は27万1千人と増加の一途をたどっています。インドネシアと言えば、国民の90%近くがムスリムです。
イスラム教になじみのない日本で、彼らはいったい何を期待し、何に困り、何に喜びを見いだしているのでしょうか。
今回は、インドネシア人の旅行客のガイドをしている日本在住のノファさんをお呼びして、ツアーの様子やインドネシア人が日本に来て感じていること、困っていることなどをお話していただきます。
地方に外国人を呼びたい!と考えている方、インバウンドに興味がある方、インドネシア人、イスラム教徒に関心のある方、ぜひお越しください!
 

 


Nofa Linda 塚田
Nofa Linda 塚田氏
インドネシア・西スマトラ州出身。13年前から日本に暮らしています。東京観光専門学校通訳ガイド専攻英語コース卒業。2児の母。日本史、日本文化、日本の食べ物が大好き。月に2回は、インドネシアのお客さんを案内して日本各地を巡っています。

 

 


 

★エコツアーカフェTOKYO No.97★
インドネシア人が見た日本、訪れたい日本

【ゲストスピーカー】Nofa Linda 塚田氏
【日時】2017年11月27日(月)19:00-20:30
【参加費】800円 *ワンドリンク付(モンベル地下1階のカフェよりサービスいたします)
【場所】 モンベルクラブ 渋谷店
150-0042 東京都渋谷区宇田川町11-5 モンベル渋谷ビル

【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972

 

エコツアーカフェNo.97報告

11月27日に、インドネシア人のノファさんをお招きして、「インドネシア人が見た日本、訪れたい日本」についてお話を伺いました。
近年、インドネシア人の観光客はウナギ登りで増えています。

 

インドネシア人観光客推移

 

インドネシアは、国民の90%近くがイスラム教徒。ノファさんのお話の前に、イスラム教クイズをしてみなさんにムスリムのことを少し知っていただきました。
 
日本に暮らして10年以上のノファさんは、インドネシアからやってくるお客さんを日本各地に案内しています。
 
インドネシア人は流行りに飛びつく傾向があり、有名な人がインスタグラムで写真を撮った場所を訪れて、同じように写真を撮りたい(歴史にはあまり興味なし)、とか、寿司づくり体験などをして喜んで写真は撮っても食べる方はさっぱり、とか。また、日本食を食べる時も絶対に唐辛子が手放せない話や、キットカット(チョコ菓子)が異常に好きなこと、温泉に泊まってもほとんどだれも温泉に入らない話(みんなでお風呂に入る習慣がないため恥ずかしい)など、面白い話がいろいろと聞けました。
近年は、デパートやホテルがお祈りをする部屋を整えたり、ハラル料理を用意したりするレストランが増えてきていたりするそうです。
それでも、観光地での情報不足はまだまだ改善されていないようで、多言語での情報サービスが課題だと感じました。
 
参加者の方々は、インドネシア人を対象に田舎暮らし体験を企画しようとされている旅行会社の方や、インバウンドに興味がある学生さん、通訳案内士の資格を持っていらっしゃる方、国立公園に関係した組織で働いている方などがいらっしゃいました。
 
ノファさんに色々と質問しながら、時々笑いも起こる楽しい時間となりました。
お越しくださったみなさん、どうもありがとうございました。

 
Nofa Linda 塚田
Nofa Linda 塚田
Nofa Linda 塚田