『GO TO 世話人!』第2弾 NPO法人千葉自然学校 in大房岬自然公園 その2(森 高一)

 

2023年もどうぞよろしくお願いします。
今年はどんな年になるのでしょう。

千葉自然学校に行った話の続きです。
エコセンウェブでも記事を上げていますが、
大房岬は2019年秋の台風で大きな被害があり、
千葉自然学校の神保さんを中心にRQ千葉を立ち上げ活動しました。

その時の状況も神保さんにうかがい、実際に強風の被害のあった森を歩いてきました。
もともとマテバシイが多くシイ、カシ、タブなど常緑樹に覆われていたところに、
19年の台風は強風で多くの木々がなぎ倒されました。
倒木の痕跡は今も残っています。
この時の台風は関東各地でも強風で多くの倒木が出て、
里山をフィールドにしているところはその撤去や対応に苦慮しました。
自分が関わる八王子の里山も、まだ倒れたまま放置の木々が多数残ります。

 

神保さんのところでは、被災直後からRQで活動していたメンバーが集まり、
地元の皆さんとともにチェーンソーで倒木を切り、薪割り機で薪にし、
使える材は使う、地道な活動でフィールドを整えていきました。
今ではうっそうしていた森が、ところどころ空が開け、空間が空き、
新たな植生が出てくるようになりました。

RQのこれまでの活動地は地震や津波を含め水害が多かったのですが、
風もやはり大きな脅威です。
都会で暮らすと自力で倒木を片付けるなど思いもしないのですが、
自然のフィールドにいると避けられないですね。
自然学校スタッフは、そうした対応も必要なスキルに。
自分もチェーンソーを使いますが、便利な道具だなと実感します。

【エコセン共同代表理事 / 森企画代表 森 高一】

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