スペシャルな『旅の話』シリーズ 第12弾!(萩原・ナバ・裕作)

オーストラリア子連れ放浪キャンプのススメ

 

娘たちがまだ小さい頃、思い切って長期休みを取って、

親子4人でオーストラリアにキャンプツアーによく行った。

 

テントはもちろん、4人分のマット、寝袋、食器、ライト、コッヘル、

ナイフから補強した発泡スチロールの手作りクーラーボックスまで、

キャンプに必要なものすべてを持って海外旅行に出かけた。

現地に着いたら荷室の大きい車を借りて出発。

行き先もスケジュールも決まってない。

北か南か程度で、あとはその場その場で決めて行く。

こんな旅行ができるのもオーストラリアならでは。

 

オーストラリアはキャンプ天国で、大抵の街にはキャラバンパークと

呼ばれるキャンプ場があるし、国立公園や森林公園のキャンプサイトや、

道路脇の無料キャンプサイトなどもある。

だから、その日に寝る場所を決めてテントを張り、そのエリアが

気に入ったらしばらく滞在するなんていう放浪旅行が簡単にできる。

そんなキャンプ旅行を親子でしているととにかくいろんな人が声をかけてくる。

小さな子供を連れた親子は、安心して声がかけやすいのだろう。

 

出会った人のテントサイトに遊びに行ったり、自宅の住所を聞いて

後日遊びに行ったりすることもある。

毎年同じキャンプ場に同じ時期に来ている人たちも多く、

何年かぶりに再会して子供たちの成長ぶりに驚き合ったりすることや

別れ際にプレゼントをもらう時もある。キャンプ場は出会いと交流の場なのだ。

他にも週末に開かれるマーケットでも出会いがある。

店主と話が盛り上がり、ご自宅にお邪魔して家族全員でディナーを

ご馳走していただくこともあった。

これほどその土地の人々の暮らしや人柄にじかに触れることのできる旅もないだろう。

オーストラリアでの子連れファミリー放浪キャンプぜひお試しあれ。

 

【エコセン世話人 / 岐阜県立森林文化アカデミー 准教授 萩原・ナバ・裕作】
(2020年3月25日配信 メルマガ掲載)