夏休み企画!『これが世界の自然体験!~エコセン事務局が独断で選ぶ世界の自然エリアと体験~』第3弾(植木陽子)

海外編第3弾『カナダ・チャーチル』
いつまでも暑いし、クマの話題も事欠かないので、
涼しくなれそうな風景と、クマはクマでもシロクマ(ホッキョクグマ)をお届けします。
カナダマニトバ州の小さな町チャーチル。
ここは本当に小さな町なのに、ハドソン湾が凍り始める時期になると人口に匹敵するほどのシロクマ(あえてシロクマと表記します)がやってくる町。
それを目当てに観光客が欧米、アジアから大挙してやってくる観光業がメインの町です。
本当に小さな町なので、車でほんの少し走っただけで何もない、音すら聞こえないような静寂な空間が広がり、これが本当に気持ちがいい・・・
1日いたらどんな気持ちだろう?と思うものの、多分凍えてそれどころではないな。
それでも、地球上には人の暮らしのそばでもまだこんなところがあるのだから、やっぱり広いなぁ・・・と実感します。

国立公園内では許可を得た巨大バギーでシロクマ探し。
まぁ、どこでもある、マナーを守らない観光客はいるらしいのですが、それでも、かなり厳しく管理はされている様子でした。
ちなみに、この町では24時間パトロールをしていて、早朝に銃声(空砲)が・・・
町に入ってきたクマは追い出し、または捕獲後1週間暗闇に閉じ込めてから遠方へ放たれます。


それとは別に、案内してくれた人の秘密?の場所でもシロクマ探し。
始めは岩とクマを見間違えていましたがそのうち目が慣れてくるのだから不思議なもの。
運よく親子連れにも会えました。


ここを訪れたのは2011年でしたが、すでに年々氷が張るのが遅く、しかも薄くなっている状況でした。
温暖化でやれ巨大台風だ、ゲリラ豪雨だと騒いで、大きな災害を対症療法で人間たちがやり過ごしている中、年々静かに消えていく氷の塊はまさに彼らにとっては命を削る状況です。
彼らはどんな気持ちで毎年氷が張るのを待っているのかと思うと、やはり、気候変動問題をもっと根本から考える必要があると思う光景でした。

【エコセン事務局 / 鎌倉市緑のレンジャージュニア指導員 植木 陽子】


