スペシャルな『旅の話』シリーズ 第8弾!(小林 政文)

旅の醍醐味は発見なのではないか。
きっとこれは時代が流れても変わることのない。
いわば旅の真髄であろう。
私自身、自慢できるような旅はまったくしたことがない。
でも、普段生活しているエリアを出れば、いや、普段生活しているエリアでさえも
旅として楽しめることができると考えている。

 
私の旅の楽しみ方は歩くこと。
知らない土地であれば少しだけ地図を眺めて、なんとなく気になった神社や川、
公園などを目指す。
目的地だけが楽しみなわけではない。
この土地がどんな場所であるか、目的地を目指しながら感覚で探る。
そこにたくさんの気づきがあり楽しいのだ。

 

 
歩いた後に観光情報が載っている地図を見ることが多い。
『あっ。ここはこうだったんだ』
歩きながら想像したことがなんとなく町の概要の大枠を掴めていたりしていて面白い。
そして、こんなふうに旅を楽しめたという満足感がじわりとやってくる。
暮らしを少しだけ経験できた。
そんな錯覚を感じられる。
また訪れてみたい。そんな街が増えていくばかり。

 
【エコセン理事 / ホールアース自然学校沖縄校がじゅまる自然学校代表 小林 政文】
(2019年12月25日配信 メルマガ掲載)

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